ノンシリコンは安全?
シャンプーを選ぶ時に気になる事の一つ、「ノンシリコン」。
良く聞く言葉だけど、実際によく分かっていない事も多いんです。
皆さんも知っていると思いますが、シリコンは髪をコーティングする成分です。
じゃあ何でシリコンが必要なんでしょうか?
そうです、指通りと髪のツヤやコシを良くするため。
では、なぜそういう成分が必要なんでしょうか?
実はこれ、シャンプーの洗浄成分のせいだったんです。
石けんや石油系洗浄成分はアルカリ性
従来からあるシャンプーのほとんどが高級アルコール系(石油系)洗浄成分を使っています。
要は石油から作った強力な洗浄成分ですね。
そして、石けんもアルカリ性。
つまり、従来からある石けんやシャンプーは皆、アルカリ性で泡が立つワケです。
ここからが大事。
髪と頭皮環境はもともと弱酸性です。
つまり、アルカリ性シャンプーで髪の毛を洗うと、髪のキューティクルが開いて、「きしみ」「パサパサ感」がヒドくなってしまうのです。
そのためにコーティング成分が必要になったワケです。
ちなみに、現在流通しているシャンプーの9割近くがアルカリ性洗浄成分です。
ノンシリコンシャンプーってアルカリ性?
ここでもう一つの疑問。
ノンシリコンシャンプーってアルカリ性なのでしょうか?
実は2種類あります。
アルカリ性洗浄成分のノンシリコンと弱酸性洗浄成分のノンシリコン
アルカリ性洗浄成分は髪のキューティクルを開いてしまうのに、どうしてノンシリコンでも大丈夫なんでしょうか?
実は大丈夫じゃない。シリコン成分の変わりに別のコーティング成分を入れているだけなんです。
ノンシリコンシャンプーが流行り出したのは、シリコン成分が髪のコーティングだけでなく、皮膚までコーティングしてしまうから、毛穴のつまりや皮膚呼吸を阻害すると言われてから。
でも、他のコーティング成分を使っているなら結局同じことですよね。。
もう一つの弱酸性洗浄成分の場合は、髪と地肌の環境に優しくアプローチするので、キューティクルも開いたり傷む事が少ないです。
だから、ノンシリコンでも大丈夫な訳です。
ちなみにこれが近年人気のアミノ酸シャンプーです。
「ノンシリコンシャンプー」を選ぶ際は、洗浄成分がアルカリ性か弱酸性かを見極める必要があるかもしれません。
スカルプケアシャンプーを選ぶなら、弱酸性のアミノ酸シャンプーがおすすめです。
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